料金設定というのは非常に頭を悩ませるところだと思います。
競合店の料金は当然気になりますし、だからといってむやみに下げると自分の首をしめてしまいます。
そこでどのように設定すれば失敗が少ないか、実際に開業して成功している方に聞いたお話をもとに紹介したいと思います。
オープン時というのは、イベント性を持たせようとして料金をかなり下げるケースがあります。
10%オフ、30%オフ、ときには50%オフなんてこともありますが、実はこれが失敗の元になる場合にもなるそうです。
オープン時に地域最安値で料金設定したお店がありました。
数ヶ月が経ち、ほとんど利益が出ていないので思い切って値上げを決行したそうです。
すると、せっかくついた患者さんが離れてしまったというのです。
これは患者さんからすると、まったく同じ内容の施術が値上げされたことで損をしている気持ちに受け取られてしまったことが原因。
対策としては、逆に新規の患者さんの料金設定は高くし、何度か通ってくれる既存客の料金は少し下げるようにします。
ポイントカードなどを利用するのが1番わかりやすいかもしれませんね。
5回通ったら1000円オフ、10回なら無料など何度も通いたくなる仕掛けが必要なんだそうです。
近所に競合店があれば、そこより安く料金を設定したくなるものです。
しかしそこで勝負をするのはとても危険なこと。
例えば、近所のショッピングセンター内に入っている大手の整体院より安く料金設定をしたとします。
しかしその競合店は、自然にある程度の集客が見込める場所です。
だから、最初から安く設定できるので、もともと多少のハンデがあるようなものなのです。
結果、自分のお店が苦しくなっていくばかりということになりかねません。
良い成功例として、ある整体院では時間単価という考えを一切やめていました。
時間単価は、よくある30分3000円などのことです。
ここでは、時間のしばりをなくし、1回○○円とした上で、患者さんの症状に合わせてじっくり施術をします。
患者さんとしては、丁寧にやってくれるという印象がつきますし、それはどこか事務的な時間単価のやり方にはないもの。
つまり、技術で差別化を図ったということです。
個人で開業するときは特に、こういった1人ひとりを大切にする姿勢が支持されるのだと思います。